大内宿Q&A
ゴールデンウィーク(GW)や紅葉の時期(例年10月下旬頃)の土日は湯野上温泉駅から大内宿への道が 渋滞すると聞きましたが?
GWや紅葉の時期の週末は大内宿へ向かう道路が大変混雑致します。
通常、湯野上温泉駅から大内宿まで車で10分程度ですが、渋滞のため2時間程度かかる場合もございます。そのような時、
①会津若松方面からお越しになる場合は、
会津本郷から下野街道(旧日光街道)に入り氷玉峠を抜けて大内宿に至るルート
②会津田島方面からお越しになる場合は、下郷町楢原から旧日光街道に入り、
中山峠を抜けて大内宿に向かうルートをお勧め致しております。

大内宿のお祭りを教えて下さい。
「大内宿雪まつり」 開催日:2月の第2土曜日曜(2日間)
そば食い競争、時代風俗仮装大会、大川渓流太鼓演奏等、盛りだくさんのイベントがあります。
夜は雪燈篭にロウソクが灯る幻想的な雰囲気の中、花火も打ち上げられます。
「半夏祭り」 開催日:7月2日
高倉神社に祀られた高倉宮ゆかりの祭礼です。笛や太鼓のおはやしの中、天狗の原形とされる猿田彦(日本神話に登場する神)が御輿を先導し、左大臣、右大臣等多くのお供を引き連れた高倉宮御輿が村をねり歩きます。
最後尾には祭り衣装を着た子供達の山車が続きます。

お勧めの周辺観光地を教えて下さい。
同じ下郷町にある「塔のへつり」は百万年の歳月をかけ侵食と風化を繰り返しできた大変有名な景勝地です。また紅葉の季節は氷玉峠まで足をのばして大内ダム周辺や旧街道の茶屋跡・石畳散策もお勧めです。

大内宿には泊まれますか?
民宿を営んでいる家がありますので泊まれます。1泊2食付で予算7300円程と思いますが、詳細は大内宿の各民宿(伊勢屋さん(0241-68-2958)本家扇屋さん (0241-68-2945)山形屋さん(0241-68-2932)にお問い合わせください。

なんで大内宿ではどこも○○屋っていう名前なの?
大内宿の各家々には屋号がついており、屋号で呼びあう習慣があります。
またそれぞれに家紋を持ち、家の象徴にしています。

大内宿は蕎麦が有名なんですか?
大内宿に限らず会津は蕎麦処として有名です。下郷町の猿楽台は日本一とも言われる広大な蕎麦畑を有し、標高も高いことから(昼夜の寒暖差が大きい方が良質のたんぱく質を豊富に含む)良質の蕎麦粉が採れる ことで知られています。また、蕎麦は日常の食べ物でありながら、会津においては最も身近な食材として様々な食べ方もされ、振舞料理としても出されていたことから、会津に嫁ぐ娘は蕎麦が上手に打てないと一人前とはみなされなかった風土がありました。

なんで大内宿では勝手に花火ができないんですか?
茅葺屋根の民家が建ち並ぶ集落ですので、火事による被害が最も懸念される災害です。大きな火の見やぐらが大内宿を見渡す中央に造られています。また火事の防止と有事時の迅速対応を目的に、大内宿の子供達による「大内少年消防クラブ」、大内宿の若人による「消防団」、消防団OBによる「大内宿火消し組」も組織されております。花火は8月15日盆踊りの夜のみ、分校の校庭で年1回の花火を楽しみます。(別途「大内宿雪まつり」時のみ打ち上げ花火が楽しめます)

萱葺き屋根の手入れはどのようにしてるのですか?
萱葺き屋根に関しては定期的な手入れをおこなっております。屋根の葺き替えは大内宿の村人が総出で協力し、規模に応じて4~10日がかりで作業をおこないます。

道の両脇に流れている水路の水は飲めますか?
山からの自然水ですが、生活用水路(大根を洗ったりします)になっているために飲むことはお勧めできません。夏でもとても冷たい水のため、スイカやビールを冷やすのに最適です。また環境省認定の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。

こんな辺境の地に住んでて不便じゃないんですか?
生活のための必需品を手に入れるのに不便を感じることもありますが、みんなこの地で生まれ育った者ばかりですので、風光明媚なこの土地に強い愛着を持っております。また、先祖代々受け継がれてきた家を守っていくという使命感を持っております。

じゅうねん味噌の焼ダンゴの「じゅうねん」って何ですか?
「じゅうねん」はエゴマ(荏胡麻)の方言名です。他に「えぐさ(長野)」や「あぶらえ(岐阜)」と呼ぶ地域もあります。じゅうねんは生活習慣病(ガン、動脈硬化等)予防や肥満・便秘の改善に役立つとされるαリノレン酸を豊富に含むことから近年注目されています。また、山本屋ではじゅうねん味噌の焼だんごで使っているじゅうねん味噌はオンラインストアからもご注文いただけます。

大内宿には著名人・有名人もよく来るのですか?
国の重要伝統的保存地区に指定されてからは多くの著名人も訪れています。
2006年には元・小泉首相も視察に訪れました。
また文豪の故・司馬遼太郎先生や内田康夫先生が大内宿を訪れた際には当家で
ご休憩され、山本屋に立ち寄った様子が作品(「街道をゆく~白河・会津のみち~」や「名探偵浅見光彦のニッポン不思議紀行」)に収められています。
